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昔、むかーしの話。
ある部落では、大飢餓が発生していた。 
嘲笑うかのようにやってくる嵐で作物はやられ、田畑は次第に荒れ果てた。
働けど収穫は指折り数えられるほどまでになり、人々の心は荒んでいく。
些細なことでさえ苛立ち争いが絶えず、争いの火種は次第に広がり、
その部落は、周りの地域から煙たがられていた。
 当然、物資を供給されることはなくその部落は閑散とし始めていた。

いつから出来たか知らないが、大飢餓が発生するずっと前に
山頂には大きな館があった。
住んでいる人を見たという情報はなく、
幾度となく嵐が部落を襲おうとも館の周辺は、雨に濡れた跡さえない。

小さい頃から、鬼が棲んでいるから近づくな、
一度足を踏み入れると二度と帰ってはこれないと言い伝えられていた。
ここ九飛之条市では、そんな歴史的伝記のようなモノがあった。

山奥のこんな田舎町に、豪勢な屋敷は異質そのもので
風土が合わなかったんだろうか? 

そうそう、この館には不可解な事件があった。
大飢餓に苦しむ人々は、差別的圧力、誹謗中傷から耐えながら
出稼ぎに出ていた。
が、村を行き来するには人通りの無い峠を越え、鬱蒼と茂る森を通り
館の前を通らなければならない。
そんな出稼ぎに行った村人が、+

※↓ これあとで使おう。
部落の外から来た役人が、視察に赴いたことがあった。
なんとか策を講じるには、元凶を調べることになったのである。
当然、外から来た人は受け入れられるわけもなく、
罵声を浴びては門前払いを受ける始末。

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